容量だけでIBCライナーを選ばない

同じ1,000リットル容器を使用する液体でも、必要なフィルム構成、バリア性、シール強度、口部形状は異なります。液体名、組成、密度、粘度、充填温度、接触時間、輸送条件、衛生要件を整理します。食品や化学品では、選定するライナー品番の適合性資料と接触規制を確認する必要があります。

見積依頼前の技術チェックリスト

  • 液体の種類、濃度、密度、粘度、充填時温度を明確にします。
  • 外装フレームまたは箱の内寸とライナーの支持方法を確認します。
  • 両拠点の設備に合う充填口と排出口の位置、寸法、形状を選びます。
  • 保管期間、輸送方法、振動、温度、積み重ね条件を共有します。
  • 食品接触、化学品、清浄度、ロット追跡、品質書類の要件を指定します。

適合性評価と充填試験

量産使用前に材料適合性を評価し、実際に使用するフレーム、ポンプ、口部、充填速度で試験します。シール部、折り目、満充填時の安定性、排出性を確認します。液体の組成や接触条件が異なる場合、以前の試験結果をそのまま適用しません。

漏れや作業不良につながる代表的な原因

ライナーのねじれ、支持されていない口部、フレームの鋭利部、過大な充填速度、内部の残留空気は局部応力を増やします。外装点検、ライナー展開、接続支持、排気、充填中の監視、最終密封を手順書に含めます。

参考資料